市販の抹茶シロップは甘すぎたり、香りが弱く感じたりすることはありませんか。
自分で作れば、甘さも濃さも、使いたい料理に合わせて自在に調整できます。
ただ、いざ作ってみるとダマができたり、色がくすんだり、思ったほど抹茶らしさが出なかったり——
意外とつまずきポイントがあるレシピでもあるのです。
この記事では、基本のレシピに加えて「ここでつまずきやすい」というポイントと、用途別の濃度の目安までまとめてご紹介します。
基本の抹茶シロップ|材料と分量

まずは、もっとも汎用性の高い「中濃タイプ」のレシピからご紹介します。
【材料(作りやすい分量・約120ml)】
- 抹茶:6g(大さじ1弱)
- グラニュー糖:80g
- 熱湯:100ml
砂糖はグラニュー糖がおすすめです。
上白糖でも作れますが、グラニュー糖のほうがクセがなく、抹茶の香りを邪魔しません。コクを出したい場合は、きび砂糖や黒糖を一部置き換えるのもよいでしょう。
作り方の手順

1. 抹茶と砂糖を先にしっかり混ぜる
ボウルに抹茶と砂糖を入れ、スプーンや泡立て器で「色が均一になるまで」混ぜます。
ここで手を抜くと、お湯を加えたときに必ずダマができます。
可能であれば、抹茶を茶こしでふるってから砂糖と合わせると、より滑らかに仕上がります。
2. 熱湯を少しずつ加える
沸騰した湯を、一度に注がず3〜4回に分けて加えていきます。
最初は少量で「ペースト状」にし、なじんだら残りを加えて全体をのばすイメージです。
茶筅があれば、ここで使うとさらにきれいに溶けます。なければ小さめの泡立て器で代用できます。
3. 軽くひと煮立ちさせて完成
鍋に移し、弱火で30秒ほど加熱します。ふちがふつふつとしてきたら火を止め、粗熱が取れたら清潔な保存容器へ。
冷蔵庫で冷やせば完成です。
つまずきやすい3つのポイント

ダマができる
原因のほとんどは「砂糖との混合不足」か「湯を一気に注いだこと」です。
先ほどの工程1・2を丁寧にすれば、ほぼ防げます。それでも気になる場合は、最後に茶こしで一度こすときれいに仕上がります。
色がくすむ・茶色っぽくなる
抹茶は熱と酸化に弱いため、長時間加熱したり、空気に触れる時間が長いとくすみます。
煮立たせるのは「砂糖を溶かす程度」にとどめ、完成後はすぐにラップや蓋で密閉してください。
苦みが強すぎる
抹茶の量を減らすより先に、抹茶のグレードを見直すことをおすすめします。
製菓用の抹茶は苦みが強い傾向にあり、飲用グレードの抹茶のほうがまろやかに仕上がります。少量でも、ワンランク上の抹茶を選ぶ価値は大きいです。
用途別|濃度の目安

抹茶シロップは、使い道によって最適な濃さが変わります。基本レシピを起点に、抹茶の量を増減させてみてください。
- かき氷用(濃いめ):抹茶8〜10g/砂糖80g/湯100ml。氷で薄まる前提なので、しっかり濃く作ります。
- 抹茶ミルク・ラテ用(標準):基本レシピのまま。牛乳150mlに対してシロップ大さじ2が目安です。
- アイス・ヨーグルトがけ(やや甘め):抹茶5g/砂糖90g/湯100ml。乳製品の脂肪分に負けない甘さに。
- トーストやパンケーキ用(とろみ強め):基本レシピに水あめ大さじ1を加えると、垂れにくくなります。
保存と使い切りのコツ

清潔な瓶に入れて、冷蔵庫で約2週間が目安です。
ただし、抹茶の香りは時間とともに弱くなるため、できれば1週間以内に使い切るのが理想的でしょう。
少量ずつ作って、新鮮なうちに楽しむほうが、自家製ならではの香りを堪能できます。残りそうな場合は、製氷皿で小分け冷凍しておくと便利です。
まとめ
抹茶シロップ作りで大切なのは
・抹茶と砂糖をしっかり混ぜること
・湯を分けて加えること
・加熱しすぎないこと
この3点さえ押さえれば、ほぼ失敗しません。
濃度を変えれば、かき氷からラテ、デザートのソースまで自在にアレンジできます。市販品にはない、自分好みの一本をぜひ作ってみてください。
