結論から言うと、毎日の抹茶ラテやお菓子作りに使うなら、抹茶の値段は100gあたり800〜1,500円くらいが「損しない」目安です。
なぜこの価格帯なのかというと、2026年に入って抹茶の相場が大きく動き、安い物と高い物で、大きな価格差が出たから。
そこでこの記事では、実際にスーパーの抹茶から中価格帯の抹茶まで買って飲み比べた体験をもとに、「普段飲み・製菓ならこれで十分」と実感できる選び方をお伝えします。
「最近、抹茶って急に高くなった気がする…」
そんな戸惑いを感じているあなたに、ぜひ読んでほしい内容です。
抹茶の値段が2026年に急騰したのはなぜ?

「いつも買っていた抹茶が、前より高くなっている」
そんなことを思っていませんか?
2026年、抹茶の原料価格はこれまでにない水準まで跳ね上がりました。まずはその背景を、最新のデータとともに整理していきます。
世界的な抹茶ブームで原料が高騰
抹茶の値上がりの一番の原因は、世界的な需要の急増です。抹茶ラテやアイス、お菓子、健康食品など、海外を中心に用途が一気に広がり、日本産の抹茶に注文が殺到しています。
農林水産省の資料によると、2025年の緑茶輸出額は約721億円で、前年からおよそ98%も増えました。その中心が、抹茶を含む粉末状のお茶です。
需要が供給を上回れば、価格は当然上がります。抹茶の原料である「てん茶」の取引価格は、2026年に入って産地によって前年の2倍以上に。
鹿児島県産のてん茶は1kgあたり平均約1万3,910円と、前年の約6,013円から2.3倍近くまで高騰しました。京都・宇治の手摘み抹茶にいたっては、2024年から2025年にかけてセリ価格がほぼ倍になっています。
だから店頭価格も上がっている
原料が上がれば、私たちが手に取る商品の値段にも時間差で反映されます。実際、2026年は多くの茶舗やメーカーが価格改定を発表しました。
「同じ商品なのに内容量が減った」
「去年より数百円高い」
と感じるのは、こうした構造的な高騰が背景にあるからです。
ここで大切なのは、この値上がりが一時的なものではなさそうだという点。
生産の現場では「来年の相場が簡単に元へ戻るとは考えにくい」という声が多く、待っていれば安くなる、とは言い切れない状況です。
だからこそ、今のうちに「自分の用途に合った適正価格」を知っておくことが、賢い買い物への近道になります。
用途別・抹茶の値段の相場【普段飲み・製菓が中心】

「そもそも抹茶っていくらが普通なの?」という疑問に、まずは相場の全体像からお答えしましょう。
抹茶の値段は用途によって大きく変わりますが、あなたが普段飲みや製菓で使うなら、見るべき価格帯はぐっと絞り込めます。
用途別・100gあたりの価格目安
抹茶の値段を100gあたりで整理すると、次のようになります。
| 用途 | 100gの目安 | 代表的な使い方 |
| 食品加工用 | 150〜300円 | アイス・チョコの着色や風味づけ |
| 製菓・普段飲み用 | 500〜1,500円 | お菓子作り・抹茶ラテ・毎日の一杯 |
| お稽古・薄茶用 | 1,500〜5,000円 | 茶道のお稽古・自宅でのお点前 |
| 茶道・おもてなし用 | 5,000円〜 | 茶会・濃茶・ハレの日のお点前 |
同じ「抹茶」でも、価格の幅はこれほど広いのです。とはいえ、抹茶ラテやお菓子作りが目的なら、迷わず「製菓・普段飲み用」の500〜1,500円を選べば大丈夫。
この価格帯は色も香りもしっかり出て、毎日気軽に使えるちょうどよいグレードです。
抹茶ラテ1杯あたりのコストで考える
「100gで1,000円」と聞くと少し高く感じるかもしれません。でも、1杯分(薄茶で約2g)に換算すると、印象はがらりと変わります。
製菓・普段飲み用なら、1杯あたりわずか10〜30円ほど。カフェで抹茶ラテを頼むことを思えば、家で淹れる一杯がいかにお得か、実感できるはずです。
「毎日飲んでも家計への負担は思ったより小さい」
ここが、普段飲み層にとって抹茶が続けやすい理由でもあります。
実際に飲み比べた|中価格帯の抹茶レビュー

相場を頭に入れたうえで、実際に値段の違う抹茶を買って飲み比べてみました。
数字だけではわからない「使い心地」を、正直にレポートします。
スーパーの抹茶と中価格帯を比べてみた
今回飲み比べたのは、価格帯の違う次の3つです。どれも普段飲み・お菓子作りの定番として選ばれている商品を選びました。
- スーパーの定番:伊藤園「手軽に抹茶」30g(実店舗で400〜500円前後/100g換算で約1,300〜1,700円)
- 中価格帯:森半 宇治抹茶パウダー 100g(無添加・チャック袋タイプ)
- 少し良い薄茶用:丸久小山園「五十鈴(いすず)」40g缶(お手軽な薄茶用)
粉の色味
パッケージを開けた瞬間の粉の色は、はっきり差が出ました。
スーパーの手軽な抹茶はやや黄みがかった緑、対して森半や五十鈴は鮮やかで深い緑。
抹茶は本来、遮光して育てるほど鮮やかな緑になるので、この色味の違いがそのまま原料の質を映しています。
香り
お湯を注いだ瞬間がわかりやすいポイントです。
スーパーの抹茶は香ばしく素朴で、良くも悪くも「いつもの抹茶」という印象。
森半は牛乳と合わせたときに香りがふわっと立ち、ラテにしても抹茶が負けません。
五十鈴は薄茶用だけあって、甘くやわらかな「覆い香」がしっかり感じられました。
味
安価な抹茶は苦みと渋みが前に出るぶん、砂糖やミルクと合わせる製菓・ドリンクにはむしろ使いやすい。
森半はまろやかで後味がすっきりしていて、豆乳や牛乳で溶いたときのバランスが良く、口コミでも「値段の割においしい」と評価が高い一本です。
五十鈴はうま味がのっていて、そのまま薄茶として点てても楽しめる上品さがありました。
粉の溶けやすさ
ラテ派として地味に重要なのが、溶けやすさ。
森半は水にもさっと溶けてダマになりにくく、忙しい朝でもストレスがありません。
スーパーの抹茶は少しダマが残りやすいので、茶こしでふるうとぐっと口当たりが良くなります。
比べた結果
毎日の抹茶ラテには中価格帯の森半が一番しっくりきました。
スーパーの抹茶もお菓子に混ぜ込む分には十分でしたが、ミルクと合わせて「主役」にするなら、もう一段上の香りがほしいところ。
逆に、五十鈴のような薄茶用は普段のがぶ飲みには少しもったいなく、休日にゆっくり一杯点てるときに取っておきたいと思いました。
こんな人にはこの1本
用途がはっきりしている方に向けて、私の飲み比べをふまえた選び方を整理します。
- とにかく毎日ラテで飲みたい人 → まろやかで溶けやすい中価格帯の森半(100gで1,000円前後)
- お菓子作りに混ぜて使いたい人 → 苦みがしっかり出るコスパ重視の製菓用。丸久小山園「青嵐(あおあらし)」なども定番
- たまに本格的な一杯を楽しみたい人 → 甘い香りとうま味が楽しめる薄茶用の五十鈴(40g缶)
高い抹茶が必ずしも「正解」ではありません。飲み比べてみて改めて感じたのは、用途に合ったグレードを選ぶことが、いちばん満足度が高く、いちばん損をしない選び方だということでした。
高騰する今、抹茶を損せず買う方法

値段が上がっている今だからこそ、買い方を工夫すれば負担はぐっと抑えられます。最後に、すぐ実践できる3つの方法を紹介しましょう。
①大容量・まとめ買い
よく使うなら100g以上の大袋を選ぶと、1gあたりの単価が下がります。
②セール時期を狙う
Amazonプライムデーや楽天スーパーセールのタイミングは、まとめ買いの絶好のチャンスです。
③そして定期便の活用
Amazonの定期おトク便なら数%オフで自動的に届き、買い忘れも防げます。
相場が下がりにくい今は、「安くなるのを待つ」より「今の相場の中で賢く買う」ほうが現実的。用途に合った1本を、お得なタイミングで手に入れましょう。
まとめ

最後に、この記事のポイントを振り返ります。
- 抹茶の値段は用途で決まる。普段飲み・製菓なら100gで500〜1,500円が損しない目安
- 2026年は世界的な抹茶ブームで原料が前年比2倍以上に高騰。値上がりは一時的ではない
- 1杯あたりに換算すると10〜30円ほど。毎日飲んでも家計に優しい
- 飲み比べた実感では、ラテには中価格帯がベストバランス。高すぎ・安すぎは用途次第
私が最もおすすめしている価格帯は、100gあたり800〜1,200円前後です。色・香り・溶けやすさのバランスがよく、毎日使ってもコスパに無理がありません。
抹茶は日々の疲れを癒して、心身を休めるもの。
自分に合った抹茶を選び、生活に彩りと余白を与えてみてください。
